Tuesday, November 11, 2014

3週間くらい前の書きかけの日記

書きかけの日記のようなものをフォルダ内に見つけた。未完成だけど、この先何が起こったのか全然思い出せないので書き加えず、載せてみることにした:


10月23日 木曜日

六時五十分起床。目覚ましは六時半に鳴ったが三回ほどスヌーズボタンを押し、ようやくベッドから這い上がる。ひんやりと冷たい空気。冬のようだ。外はどんより、昨日から雨が降り続いている。寝癖がひどいのでシャワーを浴びる。やっと目が覚めてきた。まだマイクはベッドに居るようだ。私が大学で日本語を教える月曜と木曜はふたり同じ時間に家を出て、同じ電車に乗り込んで出かける。髪の毛を乾かしているとマイクがゴソゴソと起きて来て、ボサボサ頭のままキッチンで私のためにコーヒーを淹れ始める。まずは一杯、私がお化粧をしながら飲むためのコーヒーを淹れてくれる。それから休む間もなく私が授業中に飲む用のコーヒーを続けて作り、ポットに入れてくれる。七時四十五分。ふたり慌ただしく家を出る。外はまだ冷たい雨が降る。私は短めの茶色のブーツを履いて出たが、階段の途中で気変わりし、家に一旦戻り紺の長靴に履き替えた。七時五十三分。渋谷から来る新宿駅行きのバスを交差点で見かけて、ふたり走り始める。永福町や方南町から来るバスもあるが、いつも混んでいて座れないので、いつだって空いていて座れる渋谷バスを私達は「ゆとりバス」と呼び、好んで利用する。八時ちょっと過ぎ。新宿駅に着く。朝のラッシュで駅構内は幾十もの人の波が寄せては返し、うまく歩けない。マイクの手を握りそのひと波ひと波をすり抜けてなんとか小田急線の地下改札に辿り着く。改札の左横にあるおむすび屋で私は小さいタラコと鮭のおむすびを二つ、マイクは大きい明太高菜のを一つ買う。改札をくぐり、階段を上がり、ホームへ。マイクはキオスクでコーラを買う。八時十八分発の急行片瀬江ノ島行きに乗り込む。乗る車両は出来るだけ前の方。私はどの車両でも構わないのだが、マイクは端の車両の方が比較的人が少ないのでそれを好む。席に座り出発までの数分、私達はつい今しがた買ったおむすびの包みを開け、もぐもぐとやり始める。私は小さなタラコのむすびを食べ、鮭の方は後で食べるようにバッグにしまった。ふと車内の広告に目をやると、東京農業大学の「収穫祭」というイベントの広告がある。今日ちょうど「収」という漢字を教えるので丁度いい、とマイクにその写真を撮ってもらう。そうこうしているうちに発車の時間。私は一昨日届いた黒柳徹子の本を読み始める。一言一言が面白く、ゆっくり噛み締めて読みたいのだが、もう100頁くらい読んでしまった。早く続きが読みたいが、いつまでも終わって欲しくない本だ。こういう本に出会えた時は本当に幸せだ。八時四十分。成城学園前着。ここでマイクとは暫しのお別れ。彼はこのまま1時間ほど電車に揺られ、湘南台駅まで行く。アイラブユーと言い、電車を降りる。隙あらばキスをして降りるが、今日はしなかった。私でも人目が気になる時がある。

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